文化と文明

昨日の心学商売繁盛塾の中で面白い話をたくさん聞きました。


なるほど!と思ったことも多々ありますので、順次書いていきます。


まず、文化とは何か?


そして、文明とは何か?


もし、このような質問をされたら、どう答えるでしょう?


実は、文化や文明とは一体何か?といった疑問が、前々から自分の中にありました。


なので、今回はドンピシャなタイミングでの話でした。


単純化して言いますと。


文化とは、精神性や伝統といった無形のもの。


文明とは、文化に基づいて成り立った物質的、外形的なもの。


だそうです。とてもわかりやすいですね。


そこで今の時代を考えて見ましょう。


今は、文明のほうばかりが重視され、文化のほうが、置いてけぼりをくっているような気がします。


てっとり早く〇〇になろうとか、簡単に〇〇ができる、なんて宣伝文句が出回るのも、その一例ではないでしょうか?


一言で言えば、実よりも利を取るような生き方がよしとされる時代です。


別の角度から言えば、義よりも利を優先してよしとされる時代でもあるのでしょうね。


ところがですよ。


自分の業界内で一目置かれ、同時にお客さんからも一目置かれている大先生をよくよくみると・・・


実も義も非常に大切にされている方が多いように感じています。


要は、深い見識、哲学、人間力から派生している商品を世の中に提供しているのです。


かつ、事務所も非常に繁盛しています。


現代は、文明を追いかけて上澄みの利を取るほうが得だと考えられがちです。


しかし、実際には実直に何かを積み上げ、業界内で突出した知識、技術を身に着けたほうが、世間から厚く長い信用を寄せられるのです。


他では容易に真似できない突出した何か。


これは、中小零細企業がこれからを生き残るうえで非常に重要なものとなるはずです。


もちろん、これを身につけていくことは、容易ではないでしょう。


ですが、容易ではない故に非常に愉しくもあるはずです。


さらに・・・。


他ではできない珍しいサービスを提供している事務所。


あるいは、特定の分野で圧倒的実力でもって世の中に貢献している事務所。


こうした事務所をみると、その根底にある文化の重要性を嫌でも認識できます。


とてつもない実力の根底を支えているのは、やはり文化なのです。


自分自身、実務にあたりながら実力を大いに磨いていきたいですし、その中で育まれていく心をも大いに成長させていきたいと考えています。


単なる情報ではなく、自身の経験と見識に裏づけられた血肉化してきたもの。


そうしたものを業界の枠を超えて塾で共有できれば、商売の原理原則もつかめていくのではないでしょうか?


悩みながら、迷いながらも実践してきた経験を共有化しながら全体でレベルアップできるといいと考えています。


次回は、2月10日(月)心学読書会


実践の連続の上に成り立つ勉強会でありたいですし、そうでなければやる意味もないでしょう。


死に体の情報ではなく、血肉化された文化を共有しましょう。

心学商売繁盛塾

商売の根っこにあるものを掘り下げ、人生の繁盛と商売の繁盛を目指す。