死を前提とする武士道に対し、生を前提とする商人道。
昔は、このふたつは相反するものと捉えていました。
ところが、生も死も根本においては同じです。
とすれば、武士道も商人道も根本は同じなのでしょう。
江戸しぐさにもそのようなことが、触れられていましたね。
不合理を受け入れていることが、生きること。
そう肚に落とし込めれば、生きることは楽しくなっていくことでしょう。
反面、そう容易なことではないとも感じています。
生きていくにあたり、幸福を目指せば、心が弱くなり、不幸に見舞われるとするならば。
商売繁盛するには、商売繁盛を目指してはいけない?ということになりますよね?
不幸を受け入れていく覚悟をもつことが、商売繁盛の根底にあるのではないかな?とふと考えてしまう今日この頃です。
そんな矛盾にあたる根本義を、是非みなさんと熟議していきたいと考えております。
そして、今日の課題本も著者も武士道精神に通じている心の持ち主ですから、面白い話の展開となっていくことでしょう。
お待ちしております。
0コメント