昔、結婚式場を決めるために、いろいろと式場を見て回りました。
その際には、担当者がつくのですが、やはり人によって差がつきますね!
僕らが最終的に決めたのは、その人となりというものが大きかったからです。
最終的に決めた式場の担当者。
これといって愛想がいいというわけでもなかったのですが、言葉が簡易明快でしたし、対応も早く、接客が終わった後の気分が良かったですね。
他の担当者にはない爽やかさがあったように感じています。
その爽やかさとは、何か?ということが、今回の心学講のテーマ「無為自然」でした。
ノルマを抱え数字に追われている。あるいは、自分の実績として数字を上げたい。
そうした意図というのは、間違いなくお客さんに伝わるものです。
本人は無意識であるにも関わらず、そうした「作為」は、意図せずに伝わってしまうんですね。
何が大事なことなのか?
これを常日頃、自問自答している人ほど、相手の立場に立った接客ができます。
しかし、欲やあせりに囚われるほど、その大事なことを自分本位にすり替えてしまうものです。
自分本位という不自然から脱却することを自然というのかもしれません。
また、無為とは、これ以上ないというくらいまで手を打っていくことだとも感じとれます。
無為自然というと、ゆったりとした自然体。ありのまま。
そんなイメージが湧いてきます。
しかし、その根底にあるのは己との戦いなのだと自分は考えています。
またまた逆転の発想が、自分の中から湧いてくる予感がしています。
思想を深めれば、真贋を見極める力がついていきます。
共に勉強しましょう。
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