何の見返りも求めずに、ただひたすら目の前のことに尽くした結果、お客様からの高評価につながったことがあります。
おそらく、そうした心のあり様が、無為自然といったものに近いのかな?と思います。
しかし、そんな「計算という作為」のない状態だけで、自分は仕事をやっていくことができるのだろうか?という疑問も同時に湧いてくるのです。
多くの利をもたらしてくれる人にうまく立ち回ろうとすることも、実際にはあったりしますから。
もちろん、媚を売ってまでということまではしませんが、どこかしらに計算が働いてもいます。
ですから、今回の心学講のテーマを、無為自然が理想だという結論だけで終えたくはありません。
無為自然の他に、感謝の心、笑顔、前向きな心構えといった、正解のようなものをもたらすであろう結論が、あります。
ですが、自分はそこにいたろうと思っても、なかなかいたりません。
その過程のなかでたくさんの葛藤や悩みも疑問も抱えてしまうからでしょうか?
ですが、そうしたことを抱えているから、逆に気づきや成長を感じられる喜びも味わえるのでは?とも思います。
そうしたことを考えながら、無為自然とは何か?ありのままとは何か?といったことの核心に迫っていきたいと考えています。
両者とも誤解を生みかねない概念なので、きっと話の展開がおもしろくなることでしょう。
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