心学読書会御礼

昨日は、心学商売繁盛塾の読書会でした。


台風後のトラブル続きの中、ご参加いただきまして有難うございました。


スペシャルゲスト的に北海道から参加してくださった方、十条からお越しいただいた方もいらっしゃいました(笑)


お陰様でレギュラーメンバーとは異なる視点からの意見も出てきて、とても刺激になりました。


ところで、自分たちは、快適、便利を追い求めてこの今の世の中を創ってきました。


科学技術の進歩という面で確かに良かったのかもしれませんが、その進歩に自分はとても懐疑的になっています。


というのも、進歩の代償にも目を向けていかなければいけない時期に来ていると思うからです。


かつては、農作業にしても、家事にしてもすべて手作業であり、重労働でした。


効率化によりかなりの負担がなくなり、生産性が向上したのは、たしかに素晴らしいことです。


しかし、当時当たり前にできていた作業が、今の自分たちにはまったくできない次元の作業になってしまったという点で人間(の身体)は間違いなく退化しいます。


今度は、AIです。


AI、ロボットが人間にとって煩わしく、面倒な作業を代わりに行ってくれるようになっています。


機械化によって身体の負担がなくなり、次はAIによって頭脳、心の負担がなくなっていきます。


使い方を誤れば、かつて当たり前のようにできていた頭脳作業ができなくなり、人の気持ちを慮ることも過去の遺物となってしまうかもしれないと自分は考えています。


煩わしさからの解放を追求した結果の恩恵の裏には、人間の退化につながりかねない毒をも潜んでいることも認識していく必要があると感じています。


であればこそ、自分自身の仕事の舵をどう切っていくのか?が今、問われています。


月並みな言い方ですが、AIの進歩によって人間の人間たる所以を深く考える必要に迫られている時代ともいえるのではないでしょうか?


「子どもが井戸から落ちそうな時、たとえ悪人であっても、その子どもを助けようとする。」


これは、人間の本性の善性を言い表しているたとえです。


人間としてつい行ってしまう善性を「知行合一」とも呼びます。


人間の内にある根源的な善性があればこその行動。


そうしたことが、これからの人間の仕事の肝になっていくのでは?と自分は感じています。


そういえば、昨日は、ジョンレノンもお越しくださいました。


ジョン、ありがとう!(笑)


次回は、9月23日となります。


またお会いしましょう!



心学商売繁盛塾

商売の根っこにあるものを掘り下げ、人生の繁盛と商売の繁盛を目指す。