呼応


先日、あるイベントに友人を誘った。

するとその友人は、二つ返事で即誘いにのってくれた。

僕はとてもうれしかった。

ところで、まじめという言葉がある。

今は真面目という漢字を使うが、元々は間締めという漢字だったそうだ。

間締め=真理とのスキマを埋める、という意味らしい。

その反対語は、間抜け。

真理とのスキマがありありということになる。

たとえば、電車内でお年寄りに席を譲ろうとする。

そんなとき、即動けば気分もスッキリするし、人も喜ばせる。

しかし、ちょっとためらいが出てしまえば、様々な言い訳が湧いて出てきて結局、譲らなくなることが多い。

これは、お恥ずかしながら自分の経験に基づく。

まさしく間抜けの典型。

と考えると、真理とのスキマとは、まさしく「我が、我がの我」となる。

そんな我、私がない状態が、間締めということになる。

ということは、私の都合、感情を優先するほど間抜けになってしまうのか・・・嗚呼。

仕事も日常も私を極力なくし、何の裏表も損得もなく「はい!」で処理できれば、いいのだけれどもねぇ~。

ついつい私というものを出してしまう。

私を極力出さずに人に喜んでいただくのが、商人道ということか。

と、このように仏教関係の本は、商売のあり方をとても深く考えさせてくれる。

天の意に即した人の道が、商売繁盛の道となる・・・ということになる。

その天の意とは、人の道とはなんぞや?を掴みたいものだ。

8月12日(月)本は商売繁盛に本当に役立つのか?


心学商売繁盛塾

商売の根っこにあるものを掘り下げ、人生の繁盛と商売の繁盛を目指す。