生き残る

昨夜、ある居酒屋に入った。

こういってはなんだが、どこにでもあるチェーン店。

だから、それほど期待値も高くなかった。

が、それがことごとく裏切られた。

店内は、満席で活気があった。

会話中に自分は箸を落としてしまった。

店員さんを呼ぼうとしたその時。

店長さんがいち早くかけつけ、箸を取り替えてくれた。

お酒の注文をするときも、こちらが迷っているとある店員さんがおススメのお酒を紹介してくれた。

「あまり自分は焼酎は飲まないのですが、これはおいしく飲めました。」

そんな一言で注文したお酒がうまくないわけがない。

最後に会計を済ませた後、店員さんも店長さんも声をかけてくれ、見送ってくれた。

お店が忙しいのだから、そんなに気を使っていただかなくても・・・と思ってはいたが、さすが!だと思った。

居酒屋なんて、そこかしこに溢れんばかりある。

ましてやそこは生存競争が激しい繁華街のど真ん中だ。

生き残るには、武器がどうしても必要となる。

その武器とは何か?

言い換えれば、またあの店に行きたいと思わせるものは何か?ということになる。

世の中には似たようなサービス、商品が溢れんばかりにある。

だからこそ、「あの人」「あのお店」と思い出してもらえるような仕事を提供していくことがつくづく大切に思えてならない。

生きがいをもって仕事をする姿に人は心を動かされる。



心学商売繁盛塾

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