先日、なぜだか焼き鳥が無性に食べたくなり、近所の居酒屋兼焼き鳥屋さんに初めて行ってみた。
夕方に顔を出したら、既に先約が何件かあったようで時間がかかるとのこと。
そして、出来上がったのが1時間半後。
そのくらい注文があったことにもびっくりしたのだが、さらにびっくりしたのは居酒屋さんがほぼ満員御礼。
この時期に満員・・・なんとも不謹慎な!と普通であれば思われるかもしれない。でも、僕には全くそう思えなかった。
こんな時期にもかかわらず、こんなに支持してくれる常連さんの存在に温かさを感じた。
このご時世、飲食店は塗炭の苦しみを味わっている。
もちろん、飲食店だけではない。
近所の個人商店がシャッターを下ろしていたり、閉店に追い込まれていれば、正直胸が苦しくなる。
逆にこのお店みたいに元気に営業が続けられていれば、希望を感じ、力を分けてもらえるような気がする。
お客とお店といったありきたりな関係性ではない。
そうではなくして、お客のお店であり、お店のお客でもある。
そんな関係性の深さがとてもいいなと感じた。
そして、自分もこんな商売をしていきたいと改めて強く思った。
商売とは、他者の不幸を共に悲しみ、他者の幸福を共に喜び合うことなのだと思う。
対立ではなく一つ。
そんな一つを僕自身も追求していきたい。
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