どんなに仕事ができても、挨拶の一つもできない人間はダメだ。
かつての上司のみならず、別の場所でもよく聞く言葉だったように思える。
そして、もっとよく聞く言葉が「コミュニケーション能力」や「営業力」だったりする。
どんなに仕事のスキルが高くても、コミュニケーション能力がなければダメだとか。
あるいは、営業力が最後はモノを言うのだとかね。
なんだかもっともらしく聞こえる。
じゃあ、コミュニケーション能力って何?
営業力って何?
このような質問に簡潔かつ明確に答えられる人は、一体どれくらいいるのだろう?
曖昧な答えになんとなく正解らしきものを感じているだけ、なような気もするからだ。
正解のようなものを単純に正解としているようでは、むしろ自分はダメだと考えている。
たとえかっこ悪くても、よくわからないと心底思えたほうが、よく考えていると言えなくもない。
日頃から曖昧でよくわからないもやもやを抱えているほうが、バチバチっと気づきや閃きが生まれやすいのではないか?とすら思える。
ただし、問いを持つだけではダメだと思う。
走りながらでなければ、そうしたものは決して生まれない。
自分の言葉、響く言葉なんてものは絶対に出てこない。
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