お金をいただくということ

今の仕事を開業して間もない頃。


業務上の知識や経験が乏しいため、手数料をいただくことに気が引けた記憶があります。


いただいた後も心中(こんなにいただいちゃっていいのか?)なんてことを罪悪感に近い感覚で思っていました。


今振り返って考えてみると致し方ないところもあったと思いつつも、プロ意識が欠如していたと思わざるを得ません。


後に業務の失敗からくる責任の重大さに心底気づいたからです。


たとえ、お金をいただかずに業務をしても、失敗したらかなりの損害が生じる職種です。


業務の性質上、こちら側の判断ミスは、一切ゆるされないのです。だからこそ、手数料というものが発生します。


お金をいただくということは、重い責任を負うということであり、プロとして常に向上していくことを固く約束していくことだと認識しています。


もちろん、食っていかなければいけないという根本的な理由もありますが、さらに根本にあるのは仕事上の責任です。


お金をいただかない、あるいは極端に安くしてしまうというのは、プロ意識の欠如だと認識しています。


さて、昨日の心学商売繁盛塾の読書会です。


毎度のことながら参加いただいている方々はもとより、遠方よりお越しいただいた方もいらっしゃり、本当に有り難うございました!


議論が尽きることなく、1時間近く延長してしまいましたが、深く話を展開することができたかと思います。


ただ、もっと話したい事柄は、まだまだあったのですが、時間切れでした。


残念!


ところで、心学商売繁盛塾ではお金がないけれども、経済的な都合で支払うのが難しい場合には無料でもいいですよという暗黙の恩情措置がありました。


ところが、残念ながら、ここにきてお金を払わなくてもいいという風潮が感じられる出来事が生じてきています。


よって、参加される方には、例外なく参加費はしっかりとご用意いただき、お支払いいただくようご協力申し上げる次第です。


やはり、支払って参加していただくのと、支払わずに参加していただくのとでは、自身の経験上、得られるものもだいぶ変わってきます。


また、運営上のけじめという面でも好ましいことではありませんので、ご協力をお願いいたします。


身銭を切っていただくのは、大切なことだと自身の経験からも感じるです。


今後は、規律をしっかりと守っていただくように運営を心がけてまいりますので、皆様方のご協力をよろしくお願いします。


そして、お金をいただいている以上は、責任感とプロ意識をもって、よりよき学びの場、そしてより愉しい場を提供していく所存です。


今後ともよろしくお願いします。


なお、9月は読書会が第2週、講が第4週となります。


9月9日(月)心学読書会


9月23日(月)心学講~繁盛の卵~

心学商売繁盛塾

商売の根っこにあるものを掘り下げ、人生の繁盛と商売の繁盛を目指す。