ある経営者が子どもだった頃の話。
昔は死の病と恐れられていた結核に家人が罹ったという。
その病人に兄と父は必死で看病する反面、本人は結核が怖くてずっと避けていたという。
ところが、実際に結核に感染してしまったのは、一番それを恐れていた本人だったという話。
心のありようが、感染の有無に大きな影響をもたらすと感じる方もいらっしゃるだろう。
では、父と兄は、心の持ちよう一つで決して感染しないのか?
もしも、感染したとしたらどうなるのだろうか?
たとえ感染したとしても、病人を必死で看護する姿こそ真の人間の姿なのではないだろうか?
そんな勇気と使命感があってこそ真の人間になりうるのではないか?と自分は考えてみた。
今日の心学講も「真」が大いなるテーマとなる。
今の時代、そして今という風潮の中、最も人間に問われているのが、「真」だからだ。
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