生き残る

飲食店を経営している方が、次のようにおっしゃっていた。


近所で同じ時期に始めた他の飲食店は、今はほとんど店を閉めてしまったそうだ。


この理由は?といえば、何になるのだろうか?


逆に言えば、なぜこの飲食店は、生き残ったのだろうか?


それは、抗ったからだそうだ。


撤退してしまったお店は、その抗いをやめてしまったからだそうだ。


体裁もくそもなく、ただひたすら生き残るために動き続けるということ。


まったくスマートではなく、むしろ格好悪いことなのだ。


撤退か否か?


この切実な問題を目の前に突きつけられたとき、是が非でも生き残る選択をし続けていく。


この気概がないならば、商売なんてやめたほうがいいと考えている。


都合のよい現実を引き寄せるかごとくの甘ったるい言葉、宣伝文句が横行する中、この塾でだけは本当のことを話し合いたいものだ。


不都合が起きてこその商売であり、理不尽に出遭うからこその商売でもある。


苦悩の解消は求めても、苦悩の意義を問わない世の中。


であれば、この塾では本当のことをやるさ。


2月24日(月)心学講~雇われない生き方、垂直な生き様